不道徳徒然日記

徒然なるままに、不道徳な日記でも書くことにしました。奴隷的オタクイズム。

#3 三本柱

 まだ3つ目の記事で、気の早いことだが、ブログを長く続けようとなると、やはり軸となるような話題がいくつか必要なのではないかと思う。そこで、今回は今後扱うことが多くなるであろう、私の好きなものを3つ紹介させていただく。 

 まずは、お笑いである。私の笑いはとんねるず石橋貴明にはじまり、その後バナナマンおぎやはぎラーメンズ、さらにはバカリズム東京03といった芸人たちにつづいた。関東のコントを中心に活動する中堅芸人たちが好みである。

 次に、音楽だ。60〜80年代の洋楽、特にブリティッシュロックと呼ばれるカテゴリー、そして昭和の歌謡曲、あとはアイドル楽曲を中心に聴いてきた。好きだったバンドはLed ZeppelinQueenThe Whoなどの王道バンドである。昭和歌謡でいうと、山口百恵が最も好きである。アイドルに関しては姉の影響かモーニング娘。から入り、その後PerfumeAKB48ときて現在注目しているのは乃木坂46とBABYMETALである。

 3つ目は、ファッションである。好きなブランドというかデザイナーは、Alexander Wang、Raf Simons川久保玲、Thom Browne、Hedi Slimaneそして故Alexander McQueenである(絞りきれず数が多くなってしまった)。

 

 以上の3本柱を中心にこのブログは書いていこうと思う。

 
 
 

#2 少年よオタクであれ

  オタクと一口にいっても、それが表す人間は2種類いる。外見的オタクと内面的オタクである。多くの内面的オタクは外見的オタク要素も兼ね備えるが、一応この2つは分けておく必要がある。
 外見的オタクとは、文字通り外見がステレオタイプなオタク像に合致する人のことである。サイズ感のおかしなチェックシャツとジーパンを身にまとい、大きなリュックを背負って運動靴で走り回るデブがその典型である。
 内面的オタクとは、オタクの精神性を備えた人のことである。それはたとえば、なにかにハマりやすいとか、コレクター気質であるとかそういう性格のことである。

 なんの分野についても中途半端な知識しか有していないような人であってはいけない、と私は考える。外見的オタクであることの利点は皆無だが、内面的オタクであることの利点は多いのである。趣味は映画鑑賞です、といって有名なハリウッド作品を毎月2.3本劇場で見る程度の人よりも、TSUTAYAにある映画をア行から順番に制覇しています、くらいのガッツリした映画オタクの方がつきあっておもしろいだろう。自分の興味のない分野でも、中途半端に知識のある人より、オタク的知識人から教えてもらった方がいい。だからみんな内面的オタクになるべきだし、持つべきは内面的オタクの友なのである。

#1 選ばれたのは、ブログでした

  Twitter複数のツイートにまたがって自分の意見を述べている人をよく見かけるが、私はどうしてもダサいと思ってしまう。もちろん、使い方は人それぞれだし、意見自体はすばらしいものもたくさんあることは間違いない。ただ、Twitterというのは140字という限られた字数の中で表現することに面白さがあるのではないだろうか。Twitterのタイムラインの流れはとても速い。だから、切り分けられた真面目な長文ツイートの前半と後半の間に、他の人のくだらない下ネタが挟み込まれることになる。これはダサい。Twitterのいいところは、その手軽さゆえのくだらなさだと思う。たとえるならば授業と授業との合間、休み時間の教室での会話なのである。他の人にも会話は聞こえるし、会話している仲間どうしでもお互いにそんなに真面目に話を聴いてなどいないのである。述べている意見の良し悪しに関わらず、気楽な休み時間に真面目な話を長々とするのはダサい。

 では、Facebookはどうだろうか。たしかにFacebookならば字数の制限は受けないといってよい。しかし、Facebookはなんといってもその使いづらさがネックである。Facebookには気軽さがない。自分の正体を明らかしているため、ほとんどの人が差し障りのない意味のない投稿か、だれに見せても恥ずかしくない自慢の投稿しかしていないだろう。私の見る限り、日本人はFacebookを少しフォーマルに捉えているように思う。少なくともTwitterと比べるとその差は歴然である。多くの日本人にとって、Facebookとはなにかを成し遂げたときか、季節の変わり目以外に投稿してはいけないものなのだ。

 そうすると、自分の意見を気軽に述べることができて、なおかつダサくないツールはなんだろうかということになると、結局ブログだという結論に落ち着く。

 ブログを開設するにあたって、一番悩むのがブログの名前である。特に私のように、決まったテーマもなく、漠然と意見や感想を述べようと始めた者にとっては、これが非常に難しい。だから、盗むことにした。まず、吉田兼好の『徒然草』である。私も徒然なるままに書くことにした。そして、三島由紀夫の『不道徳教育講座』である。この本は、「教師を内心バカにすべし」「弱い者をいじめるべし」といった短編が並ぶ私の愛読書である。一見不道徳に見えても、三島の文章力と論理構成、ユーモアのセンスにかかれば、読み終わった時にはどの話にもなるほどと納得してしまう。私も単に自分の意見を述べるのではなく、たとえ不道徳に思えても、おもしろく読み応えのあるブログを書きたいものである。