不道徳徒然日記

徒然なるままに、不道徳な日記でも書くことにしました。奴隷的オタクイズム。

#2 少年よオタクであれ

  オタクと一口にいっても、それが表す人間は2種類いる。外見的オタクと内面的オタクである。多くの内面的オタクは外見的オタク要素も兼ね備えるが、一応この2つは分けておく必要がある。
 外見的オタクとは、文字通り外見がステレオタイプなオタク像に合致する人のことである。サイズ感のおかしなチェックシャツとジーパンを身にまとい、大きなリュックを背負って運動靴で走り回るデブがその典型である。
 内面的オタクとは、オタクの精神性を備えた人のことである。それはたとえば、なにかにハマりやすいとか、コレクター気質であるとかそういう性格のことである。

 なんの分野についても中途半端な知識しか有していないような人であってはいけない、と私は考える。外見的オタクであることの利点は皆無だが、内面的オタクであることの利点は多いのである。趣味は映画鑑賞です、といって有名なハリウッド作品を毎月2.3本劇場で見る程度の人よりも、TSUTAYAにある映画をア行から順番に制覇しています、くらいのガッツリした映画オタクの方がつきあっておもしろいだろう。自分の興味のない分野でも、中途半端に知識のある人より、オタク的知識人から教えてもらった方がいい。だからみんな内面的オタクになるべきだし、持つべきは内面的オタクの友なのである。